
高校では、数学が科目によって「数学1」と「数学a」に分かれている場合がありますよね。
科目としては、知っている人が多いと思いますが、具体的な違いや範囲は分からないというケースが多いのではないでしょうか?
そこで今回は、数学1と数学aの違いとは?というテーマで、範囲や内容を詳しく解説していきたいと思います。
高校では数学1と数学aが分かれている?
ではまず、そもそも数学1と数学aが分かれている意味について解説していきましょう。
高校では、科目によって今まで分かれていなかった数学が、数学1と数学aに分かれています。
これは、専攻する分野において、扱っている内容が異なるため、科目として分けて違った履修過程を設けているのです。
高校では、その科目の単位を取得しないと卒業する事が出来ないので、その学科にとって必要な内容を細かく分けて必履修科目としています。
「数学1」と「数学A」は、一般的に高校の数学のコース名やレベルを表す用語です。
ただし、国や学校によって異なる場合がありますので、以下に一般的な解説を提供します。
数学1とは?
では次に、数学1の具体的な内容を解説していきましょう。
数学1は、数学科の共通必履修科目となっているもので、高校では全ての生徒が学ぶ科目となっています。
専攻する学科によっては、この数学1のみで卒業する生徒もいます。
そのため、数学1のみで高校数学の履修を終える生徒にも考慮し、「数の式」「図形と計量」「二次関数」「データ分析」の4つの内容で構成されていて、しっかりと基礎を学ぶ事が出来るようになっています。
「数学1」は、一般的な高校の数学の基礎レベルのコースであり、代数、幾何学、統計などの基本的な数学的概念と技術を学びます。
このコースは、高校の数学カリキュラムの初期段階で一般的に取られることが多く、数学の基礎を確立するための内容が含まれています。
数学aとは?
一方、「数学A」は、より高度な数学のコースであり、高校の上級レベルの数学を扱います。
数学Aでは、微積分、数列・数列、確率、関数の解析など、より複雑な数学的概念と応用を学びます。
数学Aは、数学に興味や能力を持つ生徒や大学進学を考える生徒によって選択されることが多いです。
このように、数学1と数学Aは、高校の数学のコースの違いを示すものであり、難易度や学習内容のレベルに差があることを意味します。
ただし、具体的なカリキュラムや選択肢は、所属する学校や地域の教育制度によって異なる場合がありますので、ご自身の学校のカリキュラムガイドや教師の指導を参考にすることをおすすめします。
数学aは、数学1を学んでいる事を前提として、平行履修または数学1を履修した後の履修が原則となっているものです。
数学1が数学の基礎的な内容という一方、数学aは数学1の補完と数学の良さをさらに認識できるような内容となっています。
主に「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」の3つの内容で構成されており、全てではなくこの中から2つを選び履修する形となっています。
履修科目を選ぶ際のポイント
それでは最後に、履修科目を選ぶ際のポイントを解説していきましょう。
高校では、専攻する学科によって数学1と数学aが分かれている事がありますが、数学1だけで良いのか、数学aを選んだ方が良いのか迷ってしまう事もあるでしょう。
基本的に、数学1は高校数学では共通で履修する事になっているので問題ありませんが、数学aは生徒が自ら選択する部分があり、難しいですよね。
数学aは、理数系の大学で特に難関大学と呼ばれている学校に進学する際は、受験科目に指定されているケースが多いので、数学を選択する時に、進学したい大学の受験科目が分かっている場合は、必ず数学aを選択するようにすると良いでしょう。
もし、進学したい大学の受験科目に、数学aがない場合は、基礎数学の数学1のみでも支障はないので、選ぶ際は進学したい大学の受験科目を参考にすると良いでしょう。
数学1と数学aの違いとは?まとめ
さて今回は、数学1と数学aの違いとは?というテーマで、内容や範囲について詳しく解説してみました。
高校での数学は、その後進学する大学によって選択しなければならない数学aという科目があり、生徒が自分の進路によって選んでいく必要が出てきます。
内容や範囲も異なるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。