インスタントコーヒーで酸味の少ないものは？アクリルアミドやカリウムなどの豆知識！

2023年5月16日 2023年8月16日

朝の忙しい時や仕事の休憩時間などに、手軽に飲む事ができるインスタントコーヒー。

しかし、「インスタントコーヒーは好きだけど酸味が強いのはちょっと苦手…」という人もいると思います。

そこで今回は、インスタントコーヒーで酸味の少ないものは？というテーマで、瓶でおすすめ商品をご紹介していきたいと思います。

酸味の少ないインスタントコーヒー【瓶】

では早速、酸味の少ないインスタントコーヒー【瓶】をご紹介していきましょう。

カフェカルディインスタントコーヒーザ・マイルド

「カフェカルディインスタントコーヒーザ・マイルド」は、スプレードライ製法のインスタントコーヒーで、ブラジル産の豆を使用しており、柔らかい甘みとうまみが特徴です。

ドトールコーヒー深みとコクのおいしい一杯

「ドトールコーヒー深みとコクのおいしい一杯」は、スプレードライ製法のインスタントコーヒーで、ベトナム産の豆を使用しており、さわやかな苦味と口の中で長く残る後味が特徴です。

カフェカルディインスタントコーヒーエスプレッソ

「カフェカルディインスタントコーヒーエスプレッソ」は、スプレードライ製法のインスタントコーヒーで、ブラジル産の豆を使用しており、濃いめの苦味と深煎りの香ばしい香りが特徴です。

インスタントコーヒーで酸味の少ないものの選び方

では次に、インスタントコーヒーで酸味の少ないものの選び方について解説していきましょう。

焙煎の深さで選ぶ

まず1つ目は、焙煎の深さで選ぶ方法です。

基本的に、浅煎りの豆を使ったインスタントコーヒーは酸味が強くなる傾向があります。

そのため、酸味が苦手な人は中煎りか深煎りの豆を使ったインスタントコーヒーを選ぶようにしましょう。

豆の特徴で選ぶ

2つ目は、豆の特徴で選ぶ方法です。

インスタントコーヒーに使われる豆には、「アラビカ種」と「ロブスタ種」という2種類の豆が使われる事が多いです。

アラビカ種は、酸味の強さと味わいの豊かさが特徴の豆なので、アラビカ種のインスタントコーヒーは酸味が強く出ます。

ロブスタ種は、酸味の少なさと苦味の強さが特徴の豆なので、酸味が苦手な人はロブスタ種のインスタントコーヒーを選ぶようにしましょう。

製法で選ぶ

そして3つ目は、製法で選ぶ方法です。

インスタントコーヒーには、「フリーズドライ製法」と「スプレードライ製法」という2種類の製法があります。

フリーズドライ製法と比べて、スプレードライ製法は冷えた水や牛乳でも溶けやすく、酸味の調整も簡単なので、酸味が苦手な人はスプレードライ製法のインスタントコーヒーを選ぶといいでしょう。

インスタントコーヒーの淹れ方で酸味が変わる事もある

インスタントコーヒーは、お湯や水だけでは無く、牛乳や豆乳で作るなど淹れ方によっても酸味が変わります。

また、インスタントコーヒーをチョコレートやバニラアイスといったスイーツなどを入れても美味しく飲むことが出来ます。

他にも色々なアレンジレシピがありますので、酸味が苦手な人は自分流の淹れ方を試してみてはいかがでしょうか？

インスタントコーヒー小分けの小分け方法

インスタントコーヒーを小分けする方法はいくつかあります。以下にいくつかの方法をご紹介します。

ジップロックバッグ（保存袋）を使用する方法: ジップロックバッグなどの密閉袋を用意し、適量のインスタントコーヒーを入れます。空気をできるだけ抜き、袋をしっかりと閉じます。必要なときに袋を開封して使用することができます。
小さな密閉容器を使用する方法: 小さな密閉容器を用意し、そこに適量のインスタントコーヒーを入れます。密閉容器は、ジャー、プラスチック容器、スナップロック容器などが適しています。必要なときに容器を開けて使用することができます。
一回分の封入パックを作る方法: 小さなジップロックバッグや抗菌フィルムなどを使用して、一回分のインスタントコーヒーを封入パックに詰めます。必要なときにパックを開封し、中のインスタントコーヒーを使用します。

これらの方法は、インスタントコーヒーを小分けして持ち運ぶ場合や、使いたい量だけを取り出す場合に便利です。また、密閉性が重要なので、空気や湿気が入らないように注意してください。

なお、インスタントコーヒーは日持ちが比較的長いため、保存に注意することも重要です。直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保存することが推奨されています。

インスタントコーヒーとアクリルアミド

アクリルアミドは、焙煎したコーヒー豆やその他の食品を加熱調理する際に生成される可能性のある化学物質です。この化学物質は、食品の加熱によってアミノ酸と糖が反応する際に形成されます。

インスタントコーヒーにおいても、コーヒー豆を焙煎し、砕いて溶かしやすい形にした後、水で抽出し、乾燥させる過程で加熱が行われます。そのため、インスタントコーヒーにもアクリルアミドが含まれる可能性があります。

アクリルアミドは、長期間にわたって摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。動物実験では、高濃度のアクリルアミドにさらされた場合にがんの発生が報告されています。しかし、ヒトにおけるアクリルアミドの健康影響についてはまだ十分な研究が行われておらず、確定的な結論は出ていません。

食品業界では、アクリルアミドの生成を最小限に抑えるための対策が取られています。焙煎の条件や加熱時間を調整すること、原料の選定や調理方法の見直し、加熱前の食品の浸漬などが一般的な対策として挙げられます。

食品安全の観点から、バランスの取れた食事や多様な食品の摂取が重要です。特定の食品や成分に対する摂取量を過剰にすることは避けるべきです。また、健康に関する具体的な懸念事項がある場合には、医師や栄養士と相談することがおすすめです。

全日本コーヒー協会の見解も参考に。

インスタントコーヒーカリウムとカリウム

インスタントコーヒーには、カリウムが含まれています。カリウムは、体内の神経伝達や筋肉の収縮、体液のバランスなど、様々な生理機能に関与しています。

一般的に、コーヒーはカフェインの含有量が注目されがちですが、カリウムも同様に重要な栄養素です。インスタントコーヒー1杯（約240 ml）には、約100 mgから150 mg程度のカリウムが含まれていることがあります。

ただし、インスタントコーヒーのカリウム含有量はブラックコーヒーよりも少ない場合があります。ブラックコーヒー1杯（約240 ml）には、約100 mgから200 mgのカリウムが含まれています。

カリウムは適切な摂取量を保つことが重要です。過剰な摂取や不足は、体内の電解質バランスを崩し、健康に影響を及ぼす可能性があります。一般的な成人の場合、1日の推奨摂取量は約2,000 mgから3,000 mgですが、個人の健康状態や医師の指示によって異なる場合があります。

なお、特定の疾患や医薬品との相互作用、個別の栄養ニーズに関しては、医師や栄養士に相談することが重要です。

インスタントコーヒーとポリフェノール

インスタントコーヒーには、ポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは、植物由来の化合物であり、抗酸化作用や健康に対する潜在的な利益があるとされています。

コーヒーは一般的にポリフェノールの豊富な飲み物として知られており、特にクロロゲン酸というポリフェノールが主要な成分として含まれています。クロロゲン酸は抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を中和することで細胞を保護する効果があるとされています。

ポリフェノールの摂取は、心血管疾患や糖尿病、炎症性疾患などのリスクを軽減するかもしれません。一部の研究では、コーヒー摂取と心臓病や一部のがんの発症リスクとの負の関連が示唆されていますが、個人の状態や摂取量によって結果は異なる場合があります。

ただし、ポリフェノールの効果はコーヒーの種類や抽出方法、加工方法によって異なる場合があります。インスタントコーヒーは、抽出や処理の段階で一部のポリフェノールが減少する可能性がありますが、それでも多くのポリフェノールを含んでいます。

ポリフェノールを最大限に摂取するためには、新鮮なコーヒー豆を挽いて淹れるブラックコーヒーや、フレンチプレスなどの抽出方法を選ぶことがおすすめです。また、健康な食生活全体においてバランスの取れた食事を心がけることも重要です。

ただし、特定の健康効果についてはまだ研究が進行中であり、個人の健康状態や摂取量によって結果が異なることを念頭に置く必要があります。具体的な健康上の懸念事項や摂取量については、医師や栄養士に相談することがおすすめです。

参考：UCC

インスタントコーヒーと尿酸値

インスタントコーヒーの摂取は、一部の人において尿酸値に影響を与える可能性があります。尿酸は体内で産生される物質であり、高尿酸血症として知られる状態では、尿酸が体内で過剰に蓄積されることがあります。

一部の研究では、コーヒーの摂取が尿酸値に関連する影響を持つことが示唆されています。ただし、その影響は個人によって異なる場合があります。

一般的には、コーヒーの摂取は尿酸値を若干上昇させる傾向があるとされています。これは、コーヒーに含まれるカフェインや一部のコーヒー成分が尿酸の排泄を妨げることに関連しています。

しかし、コーヒーが尿酸値に与える影響は個人差があります。一部の研究では、コーヒーの摂取が尿酸値を下げる効果を持つことも報告されています。また、コーヒー以外の要素や個人の生活習慣も尿酸値に影響を与えるため、コーヒー単体での影響を判断することは困難です。

インスタントコーヒーと血圧

インスタントコーヒーの摂取は、一時的に血圧を上昇させる可能性があります。これは、コーヒーに含まれるカフェインが中枢神経系を刺激し、血管を収縮させる作用が関与しています。

カフェインは一時的に血圧を上昇させることが知られており、この効果はコーヒーを摂取した後約30分から60分程度続く場合があります。ただし、摂取したカフェイン量や個人の感受性によって影響は異なる可能性があります。

一般的に、健康な成人では一日に摂取するカフェインの量を制限することで、血圧への影響を最小限に抑えることが推奨されています。米国食品医薬品局（FDA）は、健康な成人について1日あたり300 mgのカフェイン摂取を安全としています。ただし、個人の健康状態や感受性によって異なるため、医師や栄養士と相談することが重要です。

また、コーヒーにはカフェイン以外の成分も含まれており、それらが血圧に与える影響も考慮する必要があります。例えば、コーヒーに含まれるカフェステロールやカフェイン酸も、一部の人において血圧への影響が報告されています。